地域差

日本人が困ること

私は現在プラハに滞在しているのですが、プラハは日本人の滞在者数も少なく、日本食屋も中国系やベトナム人が営む店がほとんどで、純粋な日本食やというのはとても少ないのが現状です。

 

そんなプラハの日本食屋で日本を離れて久しぶりに丼ものを食べたときは大きな感動を覚えたものでしたが、先日ポーランドへの旅行中に日本食屋に立ち寄った際、それ以上のものを感じ、店主との話の中で気づかされたことがありました。

 

私はかつ丼が好物で、プラハとワルシャワの日本食屋の両方でカツ丼を食べたのですが、ワルシャワのそれは明らかにプラハよりおいしい、というより日本の人気店で食べている感じを受けるほど質が高いものでした。

 

そこで声をかけてくれた店主はワルシャワとプラハでは日本人滞在者の数に大差ないことをまず挙げたうえで、プラハは旅行客が多いため料理、接客の質ともにそれほど高くないことを指摘しました。

 

確かにプラハでは日本食に限らず地元料理や普通のカフェでさえ気持ちの良いサービスを受けることは稀です。それに彼が言うにはやはり現地人が好む味の傾向によってその店が出す料理の味にも変化があると話、プラハの料理屋さんは一般的に塩味が強いとのことでした。その後プラハに戻り、食事をするたびその店主の言葉が思い出され、あの夜のカツ丼の味が恋しく感じるのでした。

 

これは、海外に限ることではないですよね。日本でも観光地の一見さんが入るようなお店は、たいていまずいです。お客さんが二度と来なくても、次から次へと新しい客がはいってくるのでつぶれずにずっと同じ店が残ります。

 

料理人としてのプライドはないのかとも思いますが、ないんでしょうね。

 

残念なことです。

 

私も今のしごとには正直プライドを持てません。完全なルーチンワークになっています。

 

だから人のことは言えないのかもしれません。